ビゼー・・・その1
ビゼーの名作オペラ《カルメン》は、1875年、日本の雛祭りに当たる3月3日に、パリのオペラ・コミック座で初演されている。
このオペラは、フランスの文豪メリメの同名の小説をもととして書かれたもので、曲全体にスペイン情緒が色濃くあらわれているため、スペイン人の書いたものよりもスペイン的だといわれている。
このオペラの魅力は、なんといっても親しみやすい旋律にあふれていることで、カルメンが歌う〈ババネラ〉や〈セギディーリア〉、ドン・ホセの〈花の歌〉、それにエスカミーリョが歌う〈闘牛師の歌〉など、名アリアが数多く含まれている。